2010年9月18日土曜日

dwp

 イギリス人の学者や、アイルランド人のアーティストと一緒にプロジェクトをしています。こんな風に書くと、彼らがとても特別な人のように思えますが、全然そんなことありません。言葉にするととてもチープですが、当たり前の感覚をもったとても素直な人達です。
 昨日の夜、プロジェクトメンバーの京都での仮住まいに招かれて、御飯を作ってもらいました。素敵なホスピタリティーで、帰り際は玄関先まで見送ってくれました。あと特筆すべき事項として、プロジェクトのメンバーの一人、イギリス人、22歳アレックス君がしゃれならんくらい顔がかっこいいです。ただ、ここでは書けないそのかっこよさを生かしきれてないエピソードを聞いて、こいつはええやつだと思いました。

 国際人って変な言葉です。そういう特別な権威意識が距離を作り、言葉を抑圧し、話せなくさせるのに。こんなこと留学した人や、言語が通じない外国人とよく接する人なら当たり前の感覚なのでしょう。僕は最近そういう機会をへて、初めて思いました。英語もっと話せるようになりたいです。

 そのプロジェクトには精華大学のテキスタイルの学生も参加していて、彼女達のものづくりの姿勢には、はっとさせられます。インスタントな感情を拡大して伝える術ばかりが発達したおかげで、(自分にとって)どうでもええことに感情をフォーカスをしてしまうことがあるけど、彼女達のものづくりに対する純朴な情熱のようなものに触れて、ピントが合ってきたような気がします。作業している教室に入ったときの凛とした空気が、気持ち良かったです。



dialogues with place

久々の日記でした。

2010年8月23日月曜日

感想

板尾創路の脱獄王 板尾創路

アングラ映画。石井輝男とかの世界なのではないでしょうか。うまい演出と言われてますが、そなんことよりも、吉本芸人がアングラ映画ど真ん中を作ったことのほうに衝撃を感じてもいいのでは? 脱獄王かっこよかったな。

マイマイ新子と千年の魔法 片渕須直

傑作。気持ちいい。動く絵の魅力とか、カメラの構図とか、声優の方言とか、音楽のスキャットとか。全部気持ちいい。明日の約束をしなくなった大人こそみるべき作品。真面目は強いんだと思わせてくれる。想う力は道徳を超える。それが悲劇にもエロスにも喜劇にもなる。今回は生きる力になった。これが物語の力。やっぱ触覚とか味覚とか嗅覚とか大事やな、ほんまに。今書きながら2回目みてる。

告白 中島信也

ちょっと前に見た映画ですが、評してなかったので書きます。実験的で暴力的でかっこいい映画ではあった。それこそ敬愛するキューブリックに迫らんとする映像。でも僕は、この「告白」に初見で欠けてるものを感じた。映画的であろうとするが故に、映画的説得力を得ようとするばかりに見失っているもんを感じた。具体的にそれがなんであったのかはDVD見たときに見つけたいと思います。もしかしたら間違ってるかも。でもキューブリックは決してそれを逃さなかったように思えんねんな。基本的には監督めちゃ好きです。サントラも買いました。

束芋 インスタレーション

国立国際美術館で見ました。職人肌ですね。予想よりエロかった、真面目やった、本気やった。全部があったからPOPだと、大衆的だと思いました。何かがかけたら表現になり得ないですね。(偉そうですが)でもまだいける。まだまだいける。

また映像見たら書きます。

2010年8月17日火曜日

書きまくり

 久々ブログ書きまくり。 

 映画 さんかく 吉田恵輔

 傑作。前半日本版ロリータで、ロリロリでエロエロで、後半はそれがこうじて痛くて痛くてたまらない。偉そうなこというけど、純喫茶磯部は吉田監督のTV的(テレ東的)な演出が映画という中で少し中途半端やと思ったけど、今回は、ああ、もう最高最高最高と思いました。古典的映画なんてぶっ飛ばして欲しい。そんなことより伝えることが大切。ラストシーンの言葉のない視線繋ぎは21世紀の邦画の可能性だと断言します。かっこいいです。すべての顔が神々しい。

 映画 インセプション クリストファーノーラン

 傑作。監督は物語を語ることに罪悪感がある人。つまり芸術家ですね。物語を語ることを物語にする映画。マトリックスとかジャパニメーションとかと同じ系譜というか。物語「これから、どうなんねん」と思うと同時に「どうなるか本当は知ってる」物語でした。どこかで語られたことのあるであろう物語(でも見たこと無い気もする物語)が、鮮やかに実写になっていることそれ自体に、とてもポジティブな快感を感じました。それは物語を消費しつくしたからこそ味わえる快楽ですね。僕はもう中盤から後半はにやにやしっぱなしやった。ダークナイトよりメメントより僕はこっちが好き。「物語よりも、現実」というテーマで「物語」を作らなければいけない矛盾を、時間をかけて丁寧に、何より面白い「物語」で語っていることが、とてもとても良いことのように感じました。脱線しますが、メディアリテラシーなんていう言葉は、この映画の主人公のような心情がないならただの遊びやん。

 日韓日本の、これから NHK

 言いたいことはわかったし楽しくもあった。けどけど、どうしても話をしている内容が日韓の若者にとって大切なことのようには思えない。大切なことってそんな簡単に人に話せることか?明日の晩飯は?セックスしたいとかいう欲望は?課長殴りたいとかっていう悩みは?もうそういうのはいいの?そういうのは素朴な日常の拘泥が、戦時下はそのまま歴史になったと思う。だから今の自分の些細な感覚や、五感を研ぎすますことで、僕は少しでも歴史に近づけたらいいと思う。このTVを見て、どっちでもいいと思ったことがたくさんある。妹様も見てたけど、僕の尊敬する妹様も「どっちでもいい」とおっしゃってました。

 余談①
 フジファブリック MUSIC
最高やった。

 余談② 友人との電話
 触発されることが多かった。どうでもいいことも、どっちでもいいことは考えなくて良い。考えたいことには一生懸命になる。勇気はすぐに怠けて、ぶくぶく太っていく。そんでそんな脂肪のついた勇気なんて、もはや勇気とはいえずグロテスクなもんになるんじゃないか。でもそれと気づかずにそんなグロテスクなもんを勇気やと思っているなんてアホじゃないか、そんなことを電話の話で思った。