2011年1月29日土曜日

壮大な話

 この前取材で、スーパーカミオカンデにいったんやけど、そこへ丁度入っていくところに「ここは人類を精神の勝利へと導く扉である」という作家の小川洋子さんによる言葉が書かれてあった。小川さんはどこかのインタビューではスーパーカミオカンデは、アウシェビッツ収容所、ケルン大聖堂、と並ぶ、人類が作った建造物の中で3指に入るとまで言っていた。

 カミオカンデ以外は狂気、宗教と人知を超えたところにあるのに対し、カミオカンデはニュートリノを検出し、宇宙の謎に迫らんとする人知の結晶である。

 文明の進歩は滅びの道ではないかもしれない。そう思えると、全く縁遠い世界にいる僕でもなんというか力が湧いてくる。人間やるな!という気分になる。

話題は変わり。

サッカードラマティックでしたねー。李選手は万感の思いやろうな。何かをなしとげたね、彼は。そういう意味において同じ在日韓国人(彼の場合元)として、羨ましくも、誇らしい気分はあった。

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