2011年3月7日月曜日

ララ、離しなさい。

愛犬のこと

 僕が人形を放りなげると、犬であるララは喜び勇んでこれをとりに行き、もう一度投げてもらうために人形を拾い上げ、口にくわえて僕のもとへ持ってくる。僕は、よしよしわかったと口から人形をとろうと思うが、ララは強く口を閉じて決して人形を離そうとしない。え、人形投げてほしないの?と口から人形をとる行為を辞めると、しばらくこちらをじっと見つめ、口に人形を強くくわえこんだまんま僕手元に人形をもっていく。なんやねんやっぱし投げて欲しいかいな、とまた僕が人形を口から離そうとすると、やっぱり抵抗する。どっないやねん、ええい、もう無理矢理だってことで、無理矢理人形を口から離し投げてやると喜び勇んでこれをとりにく。以下繰り返し。

 おいおいララよ、シンプルに行こうぜ、テイクイットイージー、素直が一番、と思うが、僕は密かにこの面倒くさいやり取りが大好きです。ミニチュアダックスなので、狩猟犬としての本能があるのですな。獲物を離してなるものか。でも楽しいことにも目がない。私のやりたいようにやるのよ。ずるい雌犬だねー。でもそんなあなたが好きな僕の負けなのですね。面倒くさいことすら愛しくなる。かわいいあなたの勝ちなのですね。

 ララ、離しなさい(でも離さなくても良いのだ)。

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