2010年6月16日水曜日

まぁ映像についてかな

アジアプレスから頂いたドキュメンタリー

『北朝鮮に帰ったジュナ』拝観。

 良いドキュメンタリーだった。丁寧なタッチ。誰が見てもちゃんとある種の情報を受け取ることが出来るとてもしっかりしたドキュメンタリ。ドキュメンタリならではの偶然のドラマもある。カメラも良かった。
 ただ、これじゃ届かない社会や、これじゃ射抜けない生活者のハートがある、とも思った。欲張りすぎなのかな。もっとジュナさんの心情に寄り添いたかった。ご飯食べてるところとか、寝ているところとか、TVをぼんやり見ているところだとか、構成は弛んでしまうけど、1シーン入れて欲しかった。切実に入れて欲しかった。ジュナさんとて過去を語るだけの生き物ではない。それがあったら最後の海が余計いい。これを見て自分が大事にしている部分がおぼろげにわかったかもしれない。

 今日、過去に自分が学生時代に作ったなつかしの映画『ライク ア ローリングストーンズ』を、S先生が授業で学生に見せたそうだ(!)で、授業これないかともいわれたけど、急過ぎて授業にはいけなかった。ただ久々に思い出の引き出しを開けられた気になり、あの映画を見直したくなった。なんとも恥ずかしい心情を扱った映画であるし、実際見たら恥ずかしくなるんやろうけど、自分の意思で恥ずかしい心情を扱いたかったのだし、スタッフみんなそれを共有してくれたのだから、恥ずかしいことに堂々としてればいいかなと思う。逆にもっと恥ずかしくしても良かったな。

 今日はここまで。蚊に足の指かまれた。

 じゃ。

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