2010年6月20日日曜日

みつばちの羽音と地球の回転

みつばちの羽音と地球の回転 http://888earth.net/index.htmlを一足早く見ました。
監督 鎌仲ひとみ 

生活(祝島)対 社会(中部電力)

 こういう構図だったと思う。この構図を成立させているのは、祝島の生活(映像)、さらには生活が大事なんだ、という島の人の想い(コメント)を撮り(録り)きった鎌仲さんの描写力だと思う。映画では持続可能なエネルギーというのが、いかに実現可能なものかを立証するためにスウェーデンまで行き、祝島の人の活動を後押しする。つまり監督は、中立的にこの対決を撮るのではなく、祝島の活動の味方なんですね。このスタンスがあるが故に引き出せた島民の表情があるんです。ああ、これぞドキュメンタリーだなと思いました。

 でも思いきってスウェーデンパートが無い方(僕が一度寝てしまっただけですが…)が、いびつなエネルギーが炸裂した美しい映画になったと思います。偉そうですが…。

 「持続可能なエネルギーを選択する」という映画の主題を僕の生活レベルで実感出来るまで、おいそれと、「原子力や石油から自然エネルギーに乗り換えるべきだ!」ということは言えません。それでもこの映画はいろいろなことを教えてくれます。風力発電の巨大プロペラって4日で設立できるそうですよ。

で、この映画6月23日京都精華大学 18時半から黎明101で見れます。京都初公開です。監督も来訪されるそうです。ドキュメンタリーはこういう問題に興味の無い人が見て、「ああやっぱり、どうでもええわ」とか「お、ちょっと考えさせれた」とか思ってもらうのが、本望だと思うんです。内輪で褒め合っててもねぇ。ですんで、恋や夏フェスやAKB48に忙しい学生さんも、是非見てね。

上映の詳細以下

 長編ドキュメンタリー映画

『ミツバチの羽音と地球の回転』
   
グループ現代・制作、鎌仲ひとみ監督作品、2010年
上映 + 監督トーク・交流会

2010年6月23日(水) 17:45開場 18:00開始
           上映時間135分 トークは20:30頃から
           質疑応答もあり。

トークと質疑の部は、Ustream中継も準備中
(うまく行ったら、ご喝采)

 場所: 京都精華大学 黎明館(れいめいかん)L-101番教室
     http://www.kyoto-seika.ac.jp/access/

 入場無料(カンパ歓迎)

     (鎌仲監督の関連作品の展示・販売もあります。)

主催: 京都精華大学 環境教育指導者養成プログラム
共催: 京都精華大学 プロジェクトじんぶん(連続シリーズ #4)

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