2009年12月14日月曜日

ウォッチメン

 ウォッチメンはとんでも映画でした。長いし。

 僕的にはカートボネガットの小説と映画『しんぼる』をカクテルにして、バットマンをチェイサーにしたような映画です。バットマンなどのアメリカのスーパーヒーロが本質的に抱えてる問題(アメリカの正義への意思とその反作用?)に挑み、見事意味分からんところに着地した感じがします。ジョンてキャラクターが凄いんですよ。このキャラクターのすべてが変なんです。ああなんか思い返すと映画のルールそのものも無茶苦茶かもしれん。

 この監督はキューブリック以来の、力への異常な執着のようなもんを感じます、でもキューブリックほどの才能はたぶんない(その変わりに観客へのサービス精神がすごい!)ので、ガンガン間違った方向にいくと思います。僕はそこがめちゃめちゃ楽しみです!今後も間違い続けて欲しい!!

 仲間うちで「ありえへんやろ」などと言いながら見れるとんでも映画です。

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