2011年2月25日金曜日

ゆらゆら帝国

ディズニー帝国(ランド/シー)は素敵なところ。僕は高校生のとき、けっディズニーなんてといいながら男子3人でいってそのあまりの素晴らしさに「ああ、夢の国」だと深い感銘を受けた。

そして昨日、僕はゆらゆら帝国に出かけた(後期ゆら帝ライブ 2009年野音 爆音上映会をした)

民族音楽の雰囲気、歌謡曲の猥雑な感じ、ロックンロールの躍動感、ミニマムミュージックの反復による陶酔、バラッドのセンチメンタル、様々な音楽がベース/ドラム/ギターという単純な構成要素でならされる。3人の関係が、テンションが、技術が、感性がそれだけが「帝国」を形作っていた。帝国とは本来皇帝と1000人の臣下と10000人の軍隊で構成される。それが3人で帝国を成立させてしまっているのだ。ゆらゆら帝国を訪れた人は誰もが帝国の美しさ、ファンタジーさに心奪われ惚けている。それは非日常の平和。まるでディズニーランドでパレードでも見ているように。

ゆらゆら帝国が音楽で作った帝国は、この国の芸術において唯一無二の高みだと思う。ゆら帝が解散した去年、つまり2010は日本音楽史、いや美術史、いや日本史に刻まれなければいけない。

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